桜花爛漫ならぬ、杏花爛漫を堪能した前編に引き続き、千曲市屋代を歩きます。
方向性をがらりと変えて、あんずの里からバスに乗り、科野の里歴史公園でバスを下車します。
科野の里歴史公園は、
森将軍塚古墳をはじめとして、
古墳館、長野県立歴史館、などを擁した歴史と触れあえる場所です。
広い公園も整備されていて、晴れた日にはボール遊びする親子連れもたくさん!
森将軍塚古墳(http://www.city.chikuma.lg.jp/docs/2013080700188/) は、
東日本で最大、
竪穴式石室は、日本で最大、
全長が、約100mの国指定史跡の前方後円墳です。
当時、科野の国と呼ばれた信州の王様のお墓と言われています。
教科書にも載ってますね(*´▽`*)
なのに、何故だ!?
あまり有名ではない。
何故だ? こんなにステキな場所なのに。
特に、お手軽さと心躍るボルテージを、費用対効果で表現すれば、実もコスパの高さ的にも、信州で心躍る場所ダントツナンバーワンなのだが…。(個人の感想です)
他市民ながら、千曲市さんにはマジで頑張ってここを普及させてほしいと、心から応援しています。
何よりその規模!
もう一度言います。
東日本で最大、
竪穴式石室は、日本で最大、
全長が、約100mの国指定史跡の前方後円墳です。
後円部に人影が見えますね?
何よりその立地!
森将軍塚古墳館 パンフレットより抜粋。矢印が古墳です。
麓にある古墳館の標高が、356m
森将軍塚古墳の標高は、489m
(国土交通省 国土地理院 標高マップより)
標高差130余mのその展望!
善光寺平を一望できる、眺めの良さ!
思わず、つぶやかずにはいられないあの言葉、
東京タワーにスカイツリー、都庁でも、極端に言うと富士山からでも味わえない
ガラス越しでも、展望台ごしでもなく、登山の稜線の先でもない、
「あー治めてたんだな」という距離感の(墓だけど)、リアルで、
地に足のついた(?)権力者ごっこが楽しめるのですよ!
なんちゃらと煙は高い所が好きですからね(´_ゝ`)
さあ、全画面化して皆さまもご一緒に!
権力者も高い所が大好きですからね。
……閑話休題
そして、何より歴史的価値!
知っているだろうか?
縄文時代に長野県の人口が、一番高かった時期があったことを!
理由は、
長和町(ここから南東)での、上質な黒曜石の産出!
狩猟に適した山林と、豊富な木材!
RPGで言えば、日本で数件しかない道具屋さんが隣にある、始まりの町!
勇者出発の地!
長野県のピーク、縄文!?
その後、
中部、関東の山々に住み着いた、狩猟にて生計を営む縄文人が、稲作をするため、山を降りて全国に広まっていくのです。
弥生人が大陸よりやってきたきたことにより、畿内に大和政権が誕生、そこから徳川政権が幕府を関東に置くまで、畿内を中心に日本の歴史はまわっていくんだけれども…。
その過程である古墳時代の権力者のお墓で、最大のものがココに!
まるで現在のメモリアルパークがごとく、何世代にも渡る古墳群!
いろんな標識やパンフを読んで、どうまとめればと飽和していく頭の中に、
縄文時代に人口が多くてさ、その後の科野の国の王の墓がここってことはさ、
絶対、縄文時代からずっとここ盛ってたよね??(強引な帰結!)
ここ、もう日本の中心でよくない!?
ほら、魏志倭人伝で卑弥呼に贈られたとされる、三角縁神獣鏡も出土しちゃってるし、
空白の世紀って呼ばれてるくらい、証拠ないしさ。
最後に諸説ありって言っておけば大丈夫!( ・∀・)=b と悪魔のささやきが。
というわけで、
現在ほとんどの日本人は、縄文・弥生の混血!元をたどれば、
となりのあの子も、信州人!
ようこそ古代の首都へ!!
縄文から古墳時代の数百年をスルーした強引技!
そして、標題へ! ようこそ、古代の首都へ!
さらに、時代はめぐり、戦国時代!
北信濃、川中島をめざす武田軍、最前線!
信玄公を2度退けた、村上義清の居城。
武田軍の領地になった後は、1553年から、海津城が築城される1560年までは、川中島の戦い最前線。
その屋代城跡は、ココ!
真田丸を見ていた方にはおなじみ、
第一次上田合戦後、上杉への人質時代に、屋代氏の旧領が真田信繁に与えられたということから、
一時的に真田信繁さんのお城だったかもしれない場所でもあります。
(*´▽`*)<足元に古代の遺跡があって、眼下で上杉と武田が戦っていたなんて、
鼻血でそうなくらいテンションあがるよね。
(*´▽`*)<・・・・・・・・・・・・・・・
同行者の賛同は得られなかったようだ。
残念! 10ポイントのダメージ!
…
……
(´ρ`*)コホン
テンションだけで乗り切った感はありますが。
ここが、とても重要、かつ愉快な場所であることは伝わったハズ。
まだ、埴輪とか、
他に類を見ない尾根にそった形とか、
楕円形を円に見せる工夫とか、
石英斑岩の葺石とか、
(*´▽`*)b見どころは、たくさんあります。
…というか、誰か語らせて。石垣とか石垣とか、石垣の素敵さを!
古墳に終始してしまいましたが、麓にある、科野のムラも見どころの一つです。
紅梅が綺麗ですね。
高床式倉庫も、きちんと作られていて、中に入ることもできます。
隣接の
長野県立歴史館 http://www.npmh.net/
企画展「長野県の遺跡発掘2017」
も、参考にさせていただきました。
ここ、日本の首都でよくね?説の。
誰もそんなことは言っていない。書いていない。展示していない。と怒られそうだ (((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
この企画展は、この後、伊那、安曇野、御代田とまわります。
体感系の常設展もおもしろかった。
そして、忘れずに、
諸説ありったら、諸説あり(*‘ω’*)
しつこいようだが、
諸説アリ!
そして、イイネを是非 (・ωー)~☆