【前編】海なし県にも浦島太郎は来ていた!?~伝説の謎に迫る 木曽八景巡り~

~~~ そいによるプロローグ ~~~

むかし むかし うらしまは
たすけた かめに つれられて ・・・

引用元:『音読集 2.おがわ』株式会社光文書院出版

毎夕繰り広げられる我が息子による音読、うらしまたろう
そう、歌ではなく音読
ええ、音楽ではなく国語の宿題

よく知るあのフレーズを歌ではなく音読で聞く
摩訶不思議な新鮮味にあふれているのでぜひ皆様も一度ご経験されたし・・・

どうもこんにちは、気になったらグ〇ってしまう好奇心旺盛なそいでございます。

とある日の夕刻、
うらしま氏は海辺の住人だろうから、海なし県とはぶっちゃけ関係ないよね?
などとうっかり思ってしまったそいは、グー〇ル先生に聞くことにしました。

息子の朗読をBGMに情報の海を航海すること数分・・・

知ってしまった

うらしま氏は ここ 長野県にも 
来 て い た ! ! !     …らしい

…浦島太郎は竜宮城から玉手箱と弁財天像と万宝神書をもらって帰り、日本諸国を遍歴したのち、木曽川の風景の美しい里にたどり着いた。ここであるいは釣りを楽しみ、霊薬を売るなどして長年暮らしていたが、あるとき里人に竜宮の話をするうち玉手箱を開けてしまい、齢300年の老人と化してしまった。天慶元年(938年)この地から姿を消したという。

引用元:Wikipedia - 寝覚の床
https://ja.wikipedia.org/wiki/寝覚の床

・・・え?

ほんとに??

木曽川ってあの木曽川??

疑い深いそいはにわかには信じられないので、素直で聡明なおなご なかじと共に検証の旅に出ることにしましたとさ・・・ ハジマリハジマリ

~~~ プロローグ 終 ~~~


ここからは、日本昔話を聴くとなぜかぼた餅が食べたくなる、
私、なかじがレポートいたします!🤤

浦島太郎伝説の謎に迫るべく、そいなかじ 行って参りました!🐢

向かった先は、木曽郡上松町に位置する寝覚ねざめとこ

▼ アクセス
🚘 中央道伊那ICから車で約1時間(無料駐車場あり)
🚋 JR上松駅から徒歩約20分

〈道中小話〉我々は佐久平方面から車で向かいましたが、山越えに次ぐ山越え!
10か所以上のトンネルを抜けてきました!(サルの親子にも遭遇🐒)
車で向かう方は、長い道のりになりますので、計画的なトイレ休憩を(^^;

竜宮から帰還し、寄る者がいなくなった浦島太郎は放浪の旅の末、
木曽の山奥にたどり着きます。
美しい景観に心洗われた太郎は、ここで玉手箱を開け老人へと
姿を変えてしまいました。
そこで初めて夢から覚めた気持ちになった…という事で、
この地が『寝覚の床』と名付けられたといいます。

引用元:寝覚山 臨川寺 パンフレット
…ということで、浦島太郎の伝承を今に伝える、寝覚の床ですが、
『木曽八景』の1つ『寝覚ねざめ夜雨やう』としても知られる、
素晴らしい景色の名所なんです!

隣接している「臨川寺りんせんじ」には、浦島太郎の釣り竿や、
老いた自分の姿を見た「姿見の池」があるんですって!
気になる~~!行ってみましょ!!

■臨川寺

まず入ると立派な本堂が!全面改修から50年経っているとは思えないきれいさ…!

そして8月に訪れたときは風鈴が飾ってありました!
この日の気温は30度越え…アツイ…。チリンを聞いて少し涼しくなった気分♪

江戸の俳諧師・松尾芭蕉や、昭和の俳人・種田山頭火も、
この寝覚の床を訪れたんですね~φ(..)
多くの文人墨客が詠みたくなるほどの景色、早く見たい!(わくわく)



お!?あれは!!!!

ありました!!「姿見の池」!!

ですが、夏真っ盛りで、草やコケたちは元気いっぱい(笑)
自分たちの顔は映らずでした…うぅ(>_<)
季節を変えてリベンジしたい…!

そして散策を続けていると、、、

宝物館を発見!!
お宝の匂いがプンプンしますぞ~~レッツゴー!

中に入ると、昔の農機具やビンテージカメラ、動物の剥製などが展示されていて、郷土資料館のような雰囲気。
あ!左奥に見えるのはまさか、、、!!

で、出た~~~!「浦島太郎の釣竿」だ!!

(本物かどうか疑念はありますが)竹竿で釣ってたんですね~
横の亀さんから視線を感じながら撮影しました(^^;


臨川寺を隅々まで拝観しまして、
次は今回のメイン『寝覚の床』へ向かいます!

■寝覚の床 ~寝覚の夜雨~

臨川寺の奥に、寝覚の床降り口がありました!

お猿も出てくるかもしれないそうです!(ナデナデしたい…←ダメです!)
うっそうとした茂みを抜けていきます🌳🌳
某なつやすみゲームの主人公になったかのような冒険気分です♪👒



そして、どんどこ下っていった先に…!

寝覚の床、ついにご対面です!!!

すごすぎる大自然!圧巻の景色!
伝わってますでしょうかこのダイナミックさ!!!⚡

木曽八景の目印もありました!

上松町周辺は、花崗岩地帯。その地形を木曽川の流れが削り、姿を現したのが寝覚の床です。
花崗岩特有の割れ方が、大きな箱を並べたような不思議な造形をもたらしました。
また明治以降は水力発電や用水の引水で木曽川の水面が低下し、岩の巨大さがより引き立っています。

上松町観光サイト
https://kiso-hinoki.jp/colibri-wp/tourist/nezamenotoko/
花崗岩かこうがんだから白っぽいんですね~!
石が上流から転がりながら削れていくのはよく聞きますが、
一帯が岩だとこんな地形になるとは…学びです✏


そして話によると、岩を越えた先に、浦島太郎を祀る『浦島堂』があるらしいんです!

掻き立てられる冒険心🔥行ってみましょう!

…進んで行くとびっくり、急に道がなくなって岩場に出るんです(゚_゜;)ソリャソウカ
特にガイドもありません…!自力でルートを開拓します!

⚠️サンダルやパンプス、ハイヒールなどでは危険かもしれません!
皆様お越しの際は、ぜひ動きやすいスニーカー等を推奨します!

途中こんな大岩もあり(どうやら亀岩と呼ばれる岩のようです)、
(傍らのそい、ナイスポーズ★)

木曽川を上から間近で見ることができます!大岩たち、もはや芸術、、。

地質学的にも重要だと言われている甌穴(おうけつ)を見ることもできます!(画像左上)

甌穴(おうけつ)とは河底や河岸の岩石面上にできる円形の穴。ポットホール(pot hole)、またはかめ穴(かめあな)ともいう。…有名な甌穴として寝覚の床や長瀞渓谷(ながとろけいこく)の岩畳がある。また甌穴は、昔その場所を川が流れていたことを示す、重要な手がかりとなる

Wikipedia - 甌穴
https://ja.wikipedia.org/wiki/甌穴
岩々の昇り降りで画面が揺れますがご容赦ください💦
着きました!「浦島堂」!!

もうこの時点でふたりとも汗びっしょり(^^;(^^;)

しっかりお賽銭・お参りさせていただきました👍
お賽銭代わりの松ぼっくり、誰が置いたんでしょう、かわいい♪

さて、来た岩を戻っていきたいところなんですが、
行きと帰りで岩の顔が違うんです!どこから来たか分からない😂
よいしょ、よいしょ!と頑張って戻ります!ファイトー!イッパーツ!


川沿いは、岩だけでなく草木が茂って開けた場所もありました!
そこに美術公園を発見!


人面岩、大きなアーチ、儀式ができそうな積み石。
石のアーチは撮影スポットですね📸



さ~て!たくさん散策してお腹がぺったんこ!
お昼ごはんといきましょ~!



ん…?何か囁きが聞こえるような…?



「きっと…浦島太郎はここにいたズラ…」

マ…マイ○キー!?

…かと思いきや助けられた
(かもしれない)
亀さんが浦島太郎に想いを馳せているようです。
そうだね!きっといたよね!マ○ッキー似の亀太郎!(^-^)



大岩を登って飛び越え、浦島伝説の謎に迫り、
ダイナミックな大自然を感じて、亀さんにも会えて(?)胸いっぱいです!

こうなるとお腹もいっぱいにしたいところ!!グゥ~~~~
臨川寺に隣接する定食屋さんで腹ごしらえと行きましょう🍴

■ねざめ亭

画像引用元:ねざめ亭 – 信州木曽 情報発信基地 木曽人
https://www.kiso-jin.com/nezame/

ランプの照明が素敵な店内♪
木曽町出身の俳優・田中要次さん(の人形)が…

「あるよ。」いえ、…いるよ!!

オレンジのダウンジャケット、着て来ればよかった~と
少し後悔のなかじです。。チョマテヨ…

「寝覚の床」を一望できるテラス席で、
お昼ごはんをいただきます!

上から見る景色もとっても素敵★
すぐ下に電車が通るので、こんな風に景色とのツーショットを狙うのも◎!
(電車が通過する時刻が載った時刻表がお店に貼ってあります!
粋な計らいですね👍)


さぁ!様々な名物メニューから我々がチョイスしたのはこちら!

~ねざめ亭名物~
手作りメンチカツ定食

今皆さんが想像しているよりも10倍サックサク&ジューシーですよ!!
ごはん・お味噌汁・付け合わせもgoodでした~!

イケ麺
霧しな(木曽町開田高原)の蕎麦を使用

ネーミングセンスが最高すぎる一品✨
撮影中に上の海苔が風で飛びそうになりました…!スタッフ~!
長野県内多くの特産そばがありますが、木曽のお蕎麦もやっぱり美味しい!!

今回頼んだメニューにはソフトドリンクが1杯ついてきました!

寝覚の床をバックに、ルミーズロゴを添えてパシャリ📸


田中要次さんの人形、美味しいごはんの他に、
ねざめ亭にはもう一つ名物があるんです...それは...

絶景のガラス張りトイレです!!!

その名も「絶景パウダールーム OTOHIME」
*女性トイレのみでございます!誰も入っていなければ見ることはできるかも?

これ、ショールームのような展示ではなく、本当に用を足せるんです!
(しかも全自動トイレで、個室内はエアコン付き!高性能・快適空間!)
寝覚の床散策をしてる人に見られそう(◎_◎;)というスリルを味わうことができます…!
(恥ずかしい…!という方は、ロールカーテンを下せます!)

そいなかじ、しっかりスリル味わって度胸試ししてきました~✌
もちろんロールカーテン全開で☆


食後はやっぱりデザートですよね🍦
今回伺ったときには、ねざめ亭で使うことができる「ソフトクリーム50円引き券」を1人1枚ずついただけました★☆★

ひんやり美味し~~!昼食の〆にはとっても良きです◎


さてさて前半はここまでになります!🐢🔥

後半は、他の木曽八景を巡って景色を楽しみ、
木曽町の林業会社さんが営むギャラリーカフェに伺った様子をお届けします!🏃🏻‍♀️

ぜひご覧ください~!👋

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