奥信濃SUPツアー 後編

先週に引き続き、SUP体験をお送りします。

7:50  小諸駅 発
↓       (上信越道で飯山へ)
9:30 北竜湖
↓   初めての湖上SUP
12:00 お昼(茶処 浅葉野庵)
↓   純和風の落ち着いたお店     ←今回はここから
13:00  千曲川でSUP
↓    8kmコース
16:00 終了
↓   お疲れ様でした。
18:00 小諸駅 着

北竜湖で生まれて初めてのSUPを楽しんだ後、
ツアーインストラクターの河野さんの車で地元のお蕎麦屋さんへ移動します。
お店の名前は「茶処 浅葉野庵」
純和風なお洒落な建物です。

入口からしていい感じです。大人の隠れ家といったイメージですね。

「大将、やってる?」
みたいな雰囲気で入っていくTさん。

お通しに蕗(フキ)の佃煮が出ました。
こういう山の幸って、子供の頃はあまり好きではありませんでしたが、大人になると本当に美味しく感じます。

テーブルには一輪挿しが。

蕎麦は全員で野菜天ぷらそばを注文しました。

待っている間、河野さんの話を聞きます。
河野さんはSUPの認知度を上げるため日々活動をしており、
日本各地の川をSUPで下る企画をしているそうです。

最近では高知県の四万十川や、東京の中川(旧かも)を下ったとのことでした。
動画を見せてもらいましたが、中川はちょうど桜の季節で、川から両岸の桜を眺めるというシチュエーションがとても綺麗でした。


― 出典peaks 5

四万十川はなんといっても水が綺麗ですね!
そして河川でキャンプができるよう整備がされており、カヌーやSUPといったスポーツととても相性がいいのだとか。
長野県の河川も取り入れてほしいですね。
河野さんは流れの早い渓流も難なく乗りこなします。スゲーッス!!

河川でのSUPは特に許可もいらず、誰でもできるとのことです。
最近のボードはゴム製で折り畳め、バッグに入れて持ち運びもできます。
重さも10kg程度なので、それこそ電車で移動して現地で空気を入れ、川を下り、電車で帰ってくる。
といったことも簡単にできるそうです。

ボード欲しい・・・
Tさんは早くも買うならどれがいいか検討を始めます。
マイボードを持つ日もそう遠くないかもしれません。

河野さんの手がけるSUPのブランド「peaks 5」。
こちらのページで先ほどの四万十川や中川の様子も見られます。
https://www.peaks5.com/

 

そうこうしているうちに蕎麦が運ばれてきました。
とても香りがよく、空腹なことも相まって箸が止まりませんでした。
またてんぷらも、タラの芽やアスパラなど、飯山の旬の野菜が多く使われており、改めて採れたてのもの、旬のものは美味しいと感じました。

・・・なんかあっさりですみません。食レポの腕も鍛えないといけないですね。今度はTさんの食べている姿も動画にしよう。うん。

 

 

 

美味しい蕎麦を食べ、北竜湖に戻ってきました。
湖畔には心地よくも微かな熱気をはらんだ風が吹き、シャーシャーと蝉の声が響き渡ります。
冬は日本有数の豪雪地帯、春の訪れも遅いと言われるこの奥信濃も、夏が間近まで迫っていることを伺わせます。
深緑の山なみが鏡のような水面に映り、視界いっぱいに緑が広がります。

北竜湖にはスワンボートやボートの貸出もあります。
ボートで沖に出て、読書でもしながら昼寝したいですね。

気を取り直して出発です。
Tさんの水着はすっかり乾いていました。良かったですね。
午後は千曲川を下ります。
ところで皆様は千曲川(ちくまがわ)をご存知でしょうか?
長野県民のほぼ全員が歌えるという「信濃の国」にも出てくる川でして、県民であれば知らない人はいないと思われますが、他県の方はあまり馴染みが無いかもしれません。
ですがこの川、実は日本一長い川である「信濃川(しなのがわ)」の別名なのです!!

信濃川(しなのがわ)は、新潟県および長野県を流れる一級河川。信濃川水系の本流である。新潟市で日本海に注ぐ。このうち信濃川と呼ばれているのは新潟県域のみで、長野県にさかのぼると千曲川(ちくまがわ)と呼称が変わる。
(中略)
全長367キロメートルのうち、信濃川と呼ばれている部分が153キロメートルなのに対し、千曲川と呼ばれている部分は214キロメートルと千曲川の方が長い。ただし、河川法上では千曲川を含めた信濃川水系の本流を信濃川と規定しているため、信濃川は日本で一番長い川となっている。
流域面積11,900km2は日本第3位。
― 出典『SUP- Wikipedia』

へー、新潟県から信濃川に名前を変えるんですね。同じ川ということは知っていましたが、県で呼び名が変わることは知りませんでした。

因みにルミーズがある小諸市は、同じ千曲川沿いにあり、ここから約80kmほど上流になります。
同じ川でも景色が全然違いますね!

河野さんは千曲川を源流から河口まで旅したそうです。
ただし源流から小諸までは川幅が狭くて流れが荒く、滝もあるため、SUPは上田からスタートしたとのこと。
それでも200kmを超える長旅ですね!!
日々の仕事に忙殺されて久しく忘れていましたが、こういう話を聞くと血が騒ぎますよね!!
こんな大冒険が身近なところでも出来るということに感動しました。

川下りは、まずゴール地点に自分たちの車を置きます。
そして河野さんの車でスタート地点に向かい、そこからSUPで下ってきて、ゴール地点で解散という流れになります。
今回はゴール地点から約8km上流の地点、支流の流れが緩いところからスタートします。

メタボ気味の私(M)。
こんな体系でもSUPは頼もしく支えてくれます。

スラっとした体系のTさん。
槍と盾を装備して、これから狩りへ行くように見えます。

いよいよ出発です。
冒険の旅へ出発だー!!碇を上げろー!!ヨーソロー!!

 

 

 

 

まだだいぶおっかなびっくりですね・・・

支流は流れがほとんどないので、練習には最適です。
私たちは北竜湖→川下りのツアーですが、いきなり川下りツアーから始め、ここで練習してそのまま下る参加者も多いそうです。

 

慣れてきた感じのTさん。今度は目の前で落ちてくださいね。

 

さて、我々も本流へ入りましょう!!

 

河野さん。さすが様になっています。

 

気が付くとはるか遠くに!

 

Tさんも様になってきましたね。
腰についているクルクル紐はリーシュです。
川なのでボードが流されないように付けています。
Tさんみたいに落ちたときには役に立ちますね(笑)

 

 

因みに私Mはカメラ担当です。
SUPは多少重心がずれてもバランスを崩さないので、写真を撮りながら乗ることも可能です。
Tさんのように何もないところで落ちることは普通はありません。
とは言え、うっかり滑って落とす可能性も有ります。念のためストラップを付けた防水カメラがいいでしょう。
TさんはiPhoneをジップロックに入れていました♪

 

 

 

 

お、流れが複雑なところを発見!
川には白波が立っている箇所や、水が湧き出ている箇所があり、バランスを崩しやすいです。

そんな時は・・・
サッと座って安定させます!
午前中は生まれたての小鹿のように足を震わせながら立ったり座ったりしていたTさんが、見てください。この綺麗な膝立ち!!

 

学生時代は剣道部だったTさん。
運動神経と姿勢には定評があります。
綺麗な膝立ちのまま流れていきます。
このまま見送りたい後ろ姿です。

 

 

 

川幅が広くなりました。
風が心地よく吹いてきます。遠くの山々の綺麗な緑色。
もう夏ですね~。

河野さんの頭の上に見える山は、いいやま北竜温泉ファミリースキー場です。
午前中にSUPを楽しんだ北竜湖は、ここのすぐ近くですね。

 


長野県はだいたいどこへ行っても360度山に囲まれています。
私(長野県民)としてはこの山に囲まれた状態はとても落ち着くのですが、他県、特に海有り県の方はどう感じるのでしょうか。
ちなみに私は海に行くと興奮します。

 

 

前方に特徴的な建物が見えてきました。
これはその38「春の飯山~いいやま菜の花まつりへ~」で行ってきた菜の花畑の近くの野外コンサート会場ですね!!

3月に来ていたら河岸に広がる菜の花畑が見えたかもしれません。
川の上から見たら、普段見る景色もまた違ったものに見えるでしょうね~。
紅葉の季節にも来てみたいな~。

5kmほど下ってきたところで、中州で一休みです。
この辺りには小さな川原石でできた中州がたくさんあり、夏にはキャンプをする人たちもいるそうです。
ただ、夏場はゲリラ豪雨や上流からの急な増水もあるそうなので、
天気予報や河川事務所の水位情報の確認など、安全には気を配ってください。
 

さわやかな河野さん

 

少し疲れの見えるオッサン2人

「ここでビールが飲みたい!!」
この時2人の気持ちは、職場でも見せたことが無いくらい1つになりましたとさ。

 

15分ほど休んで出発します。

ぼーっとするTさん。来年40歳になります。

 

 

 

 

途中、千曲川の支流に入りました。
川の流れは逆流ですが緩やかなため上っていけます。
力一杯漕ぐ私。ゼーゼーいっています。

 

2人で上って行って・・・

 

ハイ、チーズ

Tさんいい笑顔ですね。私は岸にぶつからないよう必死です。

 

さて、また本流へ戻りましょう

暫く行くと橋が見えてきました。
ここをくぐっていきますよ~っとその前に360°カメラをパシャッと。


カメラを持つのはTさん、ポーズをとる河野さん、スマホをいじる私・・・
あ、いや、ゲームをしているわけじゃないですよ。360°カメラのシャッターを押しているのです。

 

 

いい感じですね。それでは橋をくぐっていきましょう~

 

 

橋をくぐったら座ったり寝そべったりしながら川の流れに身を任せます。

川は~流れ~てどこどこ~行く~の~♪
はー気持ちい~。

ゴール地点で降りられなかったら、このまま日本海まで流れて行っちゃうのかな~それもいいかな~。
平日皆が働いている中、会社命令で川下りなんて・・・

 

 

 

 

最っ高だー!!!

 

鳥のさえずりや波音を聞きながらしばらく流されていきます。
少しの気だるさを含んだマッタリとした空気が二人を包みます。

どちらからともなく、お互いのスマホで写真を撮りました。

「ちょっと~恥ずかしいでしょ//」



「いいだろ。二人の記念じゃん。綺麗だよ。」




「・・・また一緒に来ようね♡(///∇///)」


な~んて会話は有るはずもありません。
だってオッサンなんだもの。

特に何の感慨もなく撮った写真。

私はなんだか不機嫌そうですね。
実はこのちょっと前に
川に落ちました!!
でも写真が無いのでスルーしましょう。
Tさん、おちょくってごめんね。

『初心者は慣れたころに落ちる』
良い子のみんなは覚えておいてね♪

 

ゴールに到着しました。
河野さんにお礼を言って別れます。
これにて今回のツアーは終了です。

いやー楽しかったです!!

始める前は落ちるか落ちないかだけを心配していましたが、
実際に体験したSUPは、そんなことどうでも良くなるくらい
素敵な景色を我々に見せてくれました。

SUPは初心者でも手軽にできて、心に残る体験ができる
素晴らしいスポーツだと実感しました。
(初心者でも~のくだりは落ちた私が言っても説得力に欠けますが)

最後にパシャッとMの濡れた服を干す写真を撮りました。
Tさんが買ったばかりの物干し台、じゃなかった。新車は大活躍でしたね!!

さて、今回の奥信濃SUPツアーは如何でしたでしょうか。
長野県には海は有りませんが、それでもこのように雄大な山々を見渡しながら水と戯れることができます。
皆様も是非SUPを体験してみてください!!

 

 

 

濡れてもいい格好でね♪

<今回の旅データ>

歩数:3,272歩
流された距離:8km
使ったお金:34,778円(2人分)

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