木曽路を行く~木曽漆器と妻籠宿~(前編)

こんにちは!
暑さもだいぶおさまってきましたね。

暑がりな私も扇風機いらずの時期がやってきました😀

さて今回は、木曽方面へ行ってまいりました。
木曽地域は長野県の左下、木曽川流域を指します。

長野生まれ長野育ちではありますが、なんとわたくし、初の木曽です!!
どんな体験ができるか、とても楽しみです♪

今回のスケジュールはこちら。

いってきます!
7:00 小諸出発🚙
10:00 田口漆工房さんで木曽漆器体験
12:30 福島宿 肥田亭でランチ
14:30 妻籠宿 散策
茶房ゑびやさんでお茶タイム🍵
奥谷見学
16:00 妻籠宿出発🚙
20:00 小諸到着🏠
お疲れ様でした。

木曽旅は、新さん、嫁、おぎの3人でお届けいたします(^^)/

朝7時、小諸駅に集合しいざ出発。

なんとかお天気も持ちそうな雰囲気です。
(前日まで降水確率60%・・・)

車を走らせること2時間。
予定よりも早めに漆塗り体験をさせていただく田口漆工房さんのある奈良井に到着しました。

まだ時間もあるしせっかくなので奈良井宿も散策しよう(^^♪

車を降りたところには蒸気機関車が飾ってありました。
説明を見ると、戦時中に製造されたものだそうです。

奈良井宿脇は特急しなのも通っているため、現代の景色との不思議なギャップがあったりします。

線路を渡るとなんともノスタルジ~なけしk・・・・・
ザァーーーーーーーーーーーー

 

・・・滝かな?( ^ω^)

すごい雨です!!
慌てて軒下へ!

雨の奈良井宿もなかなか風情・・・
と言ってられないくらいの土砂降り!

負けたるか~~~!(おぎ)

気合の散策です。

近くには鎮(しずめ)神社という神社がありました。

神秘的ですね。雨の神社。

雨が弱まってきた?ところで、一気に通りに繰り出します!
どうですか?この景色。

奈良井宿、以前にもルミーズでは訪れていますが、雨の日はまた違った顔をみせてくれます。

木曽路~奈良井宿・薮原宿 江戸時代へタイプスリップ旅~(前編)

以前にも登場「鍵の手」、ここですね♪

短い時間でしたが、タイムスリップしたような景色に感動な奈良井宿でした(^^)/

 

よし。そろそろ時間ということで「田口漆工房」さんへ行ってきます!
いくらか雨もおさまってきました。ヤッター

田口漆工房さんは奈良井宿の端にある「権兵衛橋」から歩いてすぐのところにあります。

田口漆工房
公開時間:9:00~17:00
休業日:不定休
所要時間:体験1〜2時間
受入れ:要予約 1〜2週間前まで 1名〜5名

こちらでは、木曽漆器の製作体験2種類をさせていただきました!

漆皿の絵付けと、摺漆(すりうるし)でのお箸です。

こちらの黒いお皿、工房の田口さんが事前に磨いて準備をしてくださいました。
田口さんは伝統工芸士の方です。

木曽漆器、どういったものかわかりますか?
木曽漆器は伝統工芸品です。その始まりは600年以上前といわれているそうです。

木曽漆器

漆は、漆科植物から採った樹液のことです。
高温にも低温にも強く、紫外線や赤外線に対する抵抗力も強い、優れた塗料です。

赤や青の漆は、顔料で色付けしたものになります。
こちらが色を付ける前の生漆です。
こんな色をしてるんですね~!

次に見せていただいたのはこちら。

このお皿は、たたき彫りという技法で作られたもの。
見た目に反してとても軽いんです!
色の深みがとても美しいですね。何度も乾かして研ぎ、を繰り返すそうです。

漆器には色々な技法があります。
例えば、蒔絵も漆器の技法のひとつなんです!

工房の中も見学させていただきます。

こちらは工房の室。
ここで漆器を乾かしていきます。

さて。この室には素人では思いつかないような乾かすための工夫がされています。

漆は通常の塗料と違い、乾燥に湿度が必要なんです!
それは、漆に含まれる酵素が影響しています。
酵素(ラッカーゼというそう)が空気中に含まれる水分から酸素を取り込み、酸化反応を起こすことで漆は固まるんだそう。

不思議ですね~~。勉強になります!

そういった理由から、室の下部には濡らした布を置いて湿度を調整していました。

ちなみに・・・
一気に乾かしてしまうと、塗った漆が一気に縮んでしまうんだそう。
湿度にもこまめに気を遣い、丁寧に丁寧に作られている様子がわかりました。

それではさっそく漆器づくり体験開始です(`・ω・´)

まずは漆での絵付け体験です。
黒いお皿に3種類の漆(色を付けたものを用意していただきました)で絵を描きます。

いきなり描くのは難しいので、まずは下書きをします。
下書きしたものを反転し、障子紙のような薄い紙に漆で絵を描いていきます。

ザ・ルミーズな感じをテーマに(?)嫁さんと合作にしました!
ちなみに、嫁はあだ名です☺

下書きが出来たらそれをお皿に塗りつけます。
位置を決めて描いたものを置き、ハケで擦り付ける感じです。ぎゅぎゅっと擦り付けます。

ぎゅぎゅっと!

そうすると・・・

こんな風に漆で描いた文字がうつりました!!

後から描き足すこともできます♪

集中しすぎてめちゃめちゃ無言です🎨

金色の飾りもつけていただきました(^^♪

絵付けはこれにて完成です!
ここからは、田口さんが仕上げをしてくださり、後日送っていただけます。
仕上がりが楽しみです✨
完成品が届いたらまた当ブログにてご報告しますね☺

それにしてもとても集中力がいる作業です。
職人さんの丁寧で繊細なお仕事に脱帽!

続きまして、摺漆の体験!お箸をつくっていきます。

マイ箸を吟味している様子です。
木曽ヒノキと書いてあるお箸、木のぬくもり・・・( ˘ω˘ )

こちらが塗っていく漆の塗料です。
まさに朱!といった感じで神々しさすら感じます。

使用するハケです。
色々な大きさがあります。
細いものなどは、職人さんが欲しい大きさに切って作るそうです。

保管時には、油を塗っておくそう。
漆器づくりには色々な工夫がされているのを作業中幾度となく感じました!

早速漆を塗っていきます。

摺漆とはどんな技法かわかりますか?
名前の通り、摺るように漆を薄く塗りつけ、木目の美しさを生かす技法です。
ハケを使って薄く塗り、そのあと拭き上げていきます。




拭き上げに使っているのは、調べてみるとレーヨン紙とのこと。
目の細かさなどがちょうどいいそうで、よく使われるもののようです。

1回塗って拭き上げたものがこちら!

1回でも絵の具とは違った色味が出ています。
この後また乾燥、摺漆と繰り返していきます。

こちらも後日、完成品が届いたらご報告しますね☺

こちらは、上塗りに使う生漆。
着色してあるものと違い樹液感のある色のものです。

塗り終わったお箸も最初の絵皿と一緒に室の中へ。
素敵な漆器が出来上がりますように!


いってらっしゃい(^^)/~~~

初めての漆体験、新しい発見がたくさんあってとても楽しかったです☺
田口さん、いろいろと教えてくださりありがとうございました!

漆器店を後にし、ランチへ向かいます♪
なんとか雨も落ち着いてきました!!

向かったのは木曽福島駅近く、こちらも中山道の宿場町だった福島宿です。
古民家を使用した「和庵 肥田亭」にてランチです☺

和庵 肥田亭
営業時間:11:30~21:30(ランチ 11:30~13:30、ディナー 17:30~予約制)
定休日:火曜日
電話番号:0264-24-2480

昔の町屋の造りを改装した店内はとても雰囲気があって素敵です。
囲炉裏もありました。

そんな雰囲気ありありな店内では木曽の食材をいただくことが出来ます。

じゅわ~~~~~~~

いかがですか、この輝き・・・
木曽牛のステーキです。とても希少なブランド牛です!!
やわらかくお肉のうまみがダイレクトに伝わり、実に美味です。

調べてみると、木曽地域って牛がすごいんですよ!(語彙力)

木曽牛
木曽地域では畜産農家が110 戸ほどあり、その多くは黒毛和牛の「子牛」を生産出荷しています。
出荷された子牛は 長野県内外の肥育農家で飼育され、信州和牛・岐阜県の飛騨牛・滋賀県の近江牛・三重県の松阪牛などになりますが、成牛まで木曽地域で育てられた牛は木曽牛となります。
-出典 長野県ホームページ

飛騨牛や松阪牛も幼き頃は木曽で暮らしていたかもということです。🐄
有名ブランド牛も元をたどれば、、と考えたら不思議と親近感がわいてきました🐄
大事に大事にいただきます(´~`)モグモグ

ちなみに新さんは豆乳御膳、嫁さんは義仲御膳をいただきました(´~`)モグモグ
彩り豊かでとてもおいしそうでした♪


おなかも満たされたところで次なる目的地 ”妻籠宿” に向かいます。
珍道中の結末やいかに!?

乞うご期待!!!

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