10月中旬、平日の早朝。
小諸のルミーズ本社に集う、たけっち、ギャル健、やすなり。
会社から受けた指令はただ1つ。
まるで平安時代!明神池お船祭りに参加しよう!
長野県松本市にあります、上高地という景勝地の明神池では、毎年10月8日に「穂高神社奥宮例大祭」が開催されます。
お祭りに是非とも参加して、その模様を皆様にお届けしよう!としていたのですが・・・
予報によると、10月8日はあいにくの雨。しかも、かなりの大荒れ予報。
安全面を鑑みて、泣く泣く延期ということに。
延期後の10月中旬、お祭りは終わってしまいましたが、会社より新たな指令が!!
上高地の絶景を感じて来い!
いざ、信州が世界に誇る名勝「上高地」へ。
実は、上高地の取材は2017年に続き2回目。
散策ルートを変えておりますので、前回記事をお読みの方にもお楽しみいただけると思います。
尚、今回の記事は、前後編に分かれております!
今回は前編となりますので、ご承知おきください!
それでは、本編どうぞ!
はじめまして、やすなりと言います。
今年入社したばかりの新参者ですが、何卒よろしくお願いします!
さわんどバスターミナルからおよそ30分。
大正池のバス停で下車し、目の前の木々の間をおりていくと…
鏡のような湖面として有名な、大正池が!
気持ちのいい快晴も相まって、聞きしに勝る美しさです。
二枚目の写真に至っては、画面を逆さまにしてみても違和感のないほど綺麗に鏡写しになっています!夜なんかは満点の星空も見られるようなので、人生で一度は見てみたいところです。
実はこの大正池、年々小さくなっており、いつかは消滅してしまう可能性もあるのだとか。
この池は1915年(大正4年)に焼岳が噴火したことにより出現したものの、毎年大量の土砂が流れ込んでいる影響で、現在は当初の半分程度の大きさになっているとのことです。
この綺麗な景色がなくなってしまうのは寂しいですが、同時に自然の雄大さを感じますね。
いつまででも眺めていられるほど綺麗な景色ですが、散策は始まったばかり。あまりゆっくりもしていられません。
次の目的地である田代池へと足を進めます。
先ほどまでの開けた場所とは打って変わり、今度は林道の中を歩いていきます。
上高地は寒いぞと散々脅されていましたが、私は木陰でもパーカー1枚でちょうどいいくらいでした。
ふと木道の下を流れる川を見てみると、魚などの生き物の姿もはっきりくっきり見えるほど水が綺麗です。いいところに住んでるなぁ。
30分程度歩いたでしょうか。開けた場所に出て、近くには田代池の文字が書かれている標識があったものの、目に入るのは草原のみ。
昔の人は、枯山水のようにこの草原を池に見立てたのだろうか。
そんなことを思いましたが、どうやら道が分岐しており、もう少し行ったところに本物の田代池があるようです。
人とすれ違うのにも一苦労するほどの幅の道を歩きます。
先ほどの広場から1分程度歩いたところで、田代池に到着。
相変わらず水がとてつもなく透き通っています。
先ほどの大正池とはまた違った美しさがありますね。(良い意味で)こじんまりとしているためなのか、ここにいるととても落ち着きます。
一頻り絶景を堪能したところで、散策を再開。
ここからゴールの河童橋まではあと1.5キロほど。歩き続けて少し暑くなってきましたが、まだまだ先は長いです。
再び木道を歩きます。
こちらは手すりなどがなく道幅も狭いため、あまり景色に気を取られていると落ちてしまいそう。
周囲は湿地帯のため、落ちたら泥まみれになれること請け合いです。
田代池から20分ほど歩いたところで、なにやら橋が見えてきました。
梓川に架かる二連の橋、その片割れの田代橋です。
橋の上から見る梓川の水は思わず「うわ!綺麗!」と声が出るほどに青く透き通っていました。
河童橋までの道のりはようやく半分といったところですが、ここからは道もアスファルトで舗装され、とても歩きやすくなっています。
二連橋のもう片割れの穂高橋を渡り、梓川右岸ルートから河童橋を目指します。
ここからはギャル健がお送りします。
今年入社したばかり、ピカピカ(嘘)のルミーズ一年生です。以後お見知りおきを。
ちなみに、残念ながらギャルではありません。
橋を渡ると、木々に囲まれた区画に入っていきます。
焼岳の登山口もあったりして、登山未経験ですが少し山が身近になった感覚があります。
森の中に、謎のお社がありました。
うーん、上高地公式サイトのMAPには載っていなかったような??
わざわざ載せるようなスポットではないということなんでしょうけど・・・
「大山大明神」とある以外に情報もなく、山の神様なんだろうと勝手に納得して進むことにします。
すぐに開けた場所に出て、また川沿いを歩いていきます。
温泉が魅力的な(気持ち的には入っていきたい!)上高地温泉ホテルや上高地ルミエスタホテルの前を通って、さらに2~3分。
ちょっと深くなっている梓川。
思わずのぞきこみたくなる透明な青・・・本当に晴れて良かった。
新緑や紅葉の上高地にも来てみたいものです。
そのまま進み3分ほどで小さな人だかりに遭遇。
左側に目を向けると、岩壁に埋まるようにして「ウェストン碑」がありました。
明治・大正時代に来日した、英国人宣教師ウォルター・ウェストンのレリーフです。
登山家でもあった氏は日本各地の山に登り、ここ上高地にも何度も訪れています。
このレリーフは、登山の楽しみを日本人に教えてくれた功績を称え、日本山岳会が掲げたもの。
大自然の中にあっても違和感がない、静かな佇まいですね。
ともすると気づかずに通り過ぎてしまいそう、とは言いすぎでしょうか。
すぐそばの広場はウェストン園地というそうです。
一面の緑が気持ちいい空間で、少し視線を上げると林越しに山も見えます。
お時間に余裕のある方は、時折立ち止まってあたりを見回してみるのも良いかと思います。
まっすぐ前を向いているだけでは会えない景色があるかもしれません。
今回通りかかったのがちょうどお昼どきだったので、テーブルやベンチでお食事中の方が何組かいらっしゃいました。
また、残念ながら雨の上高地となってしまった場合には、写真1枚目の東屋で雨宿りすることもできます。公衆トイレもありますよ。
ウェストン園地の近くから、河原に下りられるようになっていました。
せっかくなので寄っていきましょう。
上流に向かって、左手に明神岳、右手に六百山。
梓川はもちろんのこと、白い砂浜も美しい。
しかしこの砂浜、やけに石がゴロゴロしている。
というかこれ
人の手で積まれてる。
ここに来るとみなさん積みたくなっちゃうんでしょうか?
まるで賽の河原ですが、本物(?)とは違ってここで石積んでるのは子供だけじゃありません。
ということで
やってみました!
真面目に感想を書きますと、石の形が一定でないので、高く積むのはなかなか難しそうでした。
時間があればどこまでいけるかチャレンジしてみたいところ・・・
前編はここまで!
踏破したルートは以下の青矢印のようになっています。
後編ではいよいよ上高地の人気スポット、河童橋に到着です!
お楽しみに!!!