皆さん、こんにちは!
今回は、ゆったりのんびりまったーりと、「別所温泉」を散策します。
信州最古の温泉である別所温泉は、貴重な文化財や歴史的建造物 が数多く残っていて、「信州の鎌倉」と言われています。
当然、北向観音と温泉は欠かせないですよね。
ということで、今回のゆったりとした旅プランはこちら。
9:00 小諸駅集合 ↓ |
9:15 小諸駅出発 ↓ |
10:32 別所温泉到着 ↓ |
10:50 足湯 ななくり ↓ |
11:45 昼食 橋本屋食堂 ↓ |
12:15 北向観音 ↓ 参拝 & おみやげ探し |
13:00 散策 & おやつ まるげん ↓ おやつ & おみやげ探し |
13:55 別所温泉発 ↓ |
14:48 小諸駅着 おつかれさまでした。 |
さて、えぶえぶ選部の旅では、目的地までは車での移動が多いのですが、私と旅のお相手Sさんは、初めての別所温泉で道や運転が不安ということもあり、今回は電車で移動することにしました。
電車での行き方は、こちら。
しなの鉄道 小諸駅 → 上田駅 |
( 乗り換え ) |
上田電鉄 別所線 上田駅 → 別所温泉 |
9時集合のはずが、はりきりすぎて!?ちょっと早く着きすぎてしまった私。
良いお天気ですが、信州の冬の朝は寒いですね。
せっかくなので、小諸駅の様子を少々。
こちらの出口、ちゃんと「浅間山登山口」という名前が付いていたらしいです。
あれ?改札の駅員さんが座る椅子の横にこんなものが。
小諸駅のジオラマのようです。
案内用とかに使ってるのでしょうか?
何百回とこの改札通ってるけど、全然気が付かなかった・・・
なんやかんやしているうちに、集合時間。
Sさんと合流して切符を買います。
駅のホームでひときわ異彩を放つ、映画「あの夏で待ってる」の「りのん」の御神体が乗ったお神輿を横目で見つつ、3番線へ。
しなの鉄道レールマップです。
上田まで行き、別所線に乗り換えます。
駅のホームが寒過ぎたため、急いで乗り込み、いざ、上田へ!!!
電車に揺られること20分。
上田駅に到着♪
改札を出て、左が「上田電鉄 別所線」、右が「新幹線のりば」になります。
目的地は別所温泉。終点まで行きますよー。
切符を買ってっと、、ん?
なんか、ちょっとお高いような、、
それもそのはず、別所温泉は、私鉄運賃ランキングで、日本で高いほうから2番目とかいう噂。
上田駅から別所温泉駅まで11km足らずで、570円。驚き。
定期代がハンパないです。
上の方に天狗さんらしきものが居たり、お正月っぽい飾りがあったりと、にぎやかな切符売り場でした。
もちろん、こちらも自動改札ではございません。
切符には駅員さんがしっかりと判を押してくれます。
駅のホームへ行ってみると、可愛らしい電車が停車していましたよ。
「自然と友達 1号」というお名前のラッピング電車でした。
ホームも丸窓やベンチが何だかオシャレ。
運賃がお高い理由がなんとなーく分かったような気がします。
電車が動き出し、揺られること数分。
ん!?
なんか、めっちゃ揺れる。。
ちょっと調べてみたらこんな事が書いてありました。
上田電鉄 別所線
上田駅から別所温泉までを結ぶ路線として建設された。元々は直線で普通に建設される予定だったが、社長が芸術家で特に曲線が好きだった。そのため、全体をS字にしていたるところに曲線をつけた。
しかしそのおかげで高度経済成長期あたりで車が大量発生して道路も舗装されまくったので車よりも遅い路線となってしまった。
かつては他にもいくつか路線が分岐していたが、やっぱり曲線だらけで儲からないので廃線になった。
上田駅と別所温泉を結ぶ路線として、計画された。当初は普通に建設される予定だったが、社長が変わり者で「ただの路線には興味がありません」ということからグニャグニャの路線になった。
曲線の美しさから世界中に知られる路線になったがモータリゼーションで存続の危機が訪れる。曲線が速度向上のネックになっていたので路線を傾けて速度向上を図っている。
(アンサイクロペディアより)
えっ!?線路を傾けて??
怖ぁっ・・
だからこんなに車体が斜めになるのね。
ビビリの私は、電車が横転するんじゃないかとドキドキしちゃいますよ。。
立ってる方は、つり革持ってないと、危険です。
更に電車にゆられることしばし、、
何だかお天気が悪くなってきたような・・・
白っ!!
雪降ってきちゃってます・・・
私「お天気悪くなってきちゃいましたね。日頃の行いですかね?」
Sさん「そうだね。どっちかだろうね。」
私「どっちかって・・・どっちでしょう・・・」
なんていう少々バチバチした!?会話を繰り広げながら、電車に揺られること30分。
今回の旅の目的地、「別所温泉」へ到着です。
ここで、別所温泉の地図で、旅のルートを確認しておきましょう。
レトロで素敵な雰囲気の別所温泉駅を出て、さぁ、ここからが旅の本番!
でも、雪が舞ってる~
さーむーすーぎーるー
お天気に不安を覚えつつ、目指すは「足湯 ななくり」。
寒いので早くあったまりましょ!
歩いて300mほどのところに、「七苦離蔵堂」がありました。
七苦離蔵堂
別所温泉は、昔から「七久里(ななくり)」の湯として呼ばれてきました。
平安時代の有名な和歌集にもその名をとどめています。
七久里は「七苦離」へと転じ、七つの苦難が解き離れると信じられています。
そこから、常楽寺にあった地蔵尊は七苦離地蔵と呼ばれ、京の都をはじめ広く信仰・尊崇を集めるようになったといいます。
それが、いつの頃からか、別所温泉街の中心部の現地に移設勧請され、今日にいたっているそうです。
帰りにいくつか寄ってみたいと思います。
歩いているうちに、雪も止んで、お天気はだんだんと良くなってきましたが、カメラを握る手がかじかんできています。
あっ!北向観音の看板!!
「きっとこっち曲がれば良いんだよね」と話しつつ、階段を降りて行きます。
実はここ、すでに、北向観音の参道。
おみやげ屋さんが建ち並びます。
てくてく・・・
私「ここ、登ったら北向観音ですよね?」
Sさん「そうだよね。あれ?足湯は?」
私「あれ??」
はい。道を間違えました。
すみません。
2人で地図とにらめっこ。
「とりあえず、こっちっぽいよね。」
と言って上り階段の左側の脇道へ。
私「あ!足湯って書いてある!!」
Sさん「ホントだね。行ってみようか。」
足湯 ななくり
天下の奇祭といわれる岳の幟(※)500年記念祭として平成16年に設置されました。
安楽寺の八角三重塔をモチーフとした総ヒノキ造り。
お湯の温度は季節による気温変動に対応できるようにしてあります。
地名の七久里と今の苦しみが離れる七苦離の意を兼ねて「足湯ななくり」と名付けられました。
(別所温泉観光協会公式ホームページより)
※岳の幟
めずらしい雨乞いのお祭りで、「たけののぼり」と読み、国の重要無形民俗文化財です。
室町時代の大干ばつの時に、村人が夫神岳の山の神に雨乞いをしたら雨が降ったので、各家で織った布を奉納するようになったのが始まりと言われ、以来500年も続いています。
温泉街の4地区の100人以上の住民達が交替で、数十本の色とりどりの反物と竹竿でできた長さ約6メートルもの幟のぼりをかつぎ、標高1250メートルの夫婦岳山頂から別所神社まで温泉街を練り歩きます。
途中、笛や太鼓の軽快なリズムに合わせて、地元の小学生たちが竹を打ち鳴らす「ささら踊り」や、若手の獅子の舞いも行われます。
7月の暑い時期でもあり、日曜日の早朝から始まるので、早めの時間に観に行くのがいいでしょう。前日には「祇園祭り」も開かれます。
「岳の幟」は、長野オリンピック閉会式でも披露され、緑の山々をバックに色鮮やかに映える幟の美しさで有名になり、今では県内外から観光客やカメラマンが集まります。
(信州とっておき情報ページより)
早速、タオルを出して、靴と靴下を脱いで、ぽちゃっ
あぁっつ!!あっつい!
足が冷え切ってるだけに、熱い!!
でも、じわぁ~っとあたたまって気持ちいい~
最初は熱かったお湯も、だんだんとちょうど良くなってくるから不思議。
親子連れも後から来て、お子様が足湯につかってました。
小さい足が可愛い♡
あったかくて気持ちよくて、ずっと浸かっていたい。。
気付けば冷え切ってた足は、ぽっかぽか♡
足湯、最高だな。
さて、足湯のすぐ近くに、「湯かけ地蔵」があります。
湯かけ地蔵
上田の在の信心深い春蔵が、佐渡に流刑された日蓮上人を募って佐渡のとある沼地を通りかかると「春蔵、春蔵」と呼ぶ声が聞こえた。
あたりには誰もいない。
「泥にまみれて永いこと此処にいる。一度信濃の湯につかりたい。身を清められたらお前の願いを叶えよう」
春蔵は驚いて沼にはいり泥の中から一体の地蔵尊を取り出し、急ぎ信濃に帰り別所の湯に入れた。
それから春蔵は美しい如人と結ばれ子宝にも恵まれて幸せな日々を送ったという。
こんないわれからか、お湯を3回かけて願をかけると願いが叶うとされ、地元の人々にも愛されるお地蔵様だそうです。
また、飲めると脇の説明に書いてあったので、飲んでみることに。
硫黄の香りが口いっぱいに広がって、、ま、まず。。
ちなみに、別所温泉には、3箇所の飲泉塔が設けられています。
飲泉について
温かい湯は胃の緊張が弱まり胃酸過多などに、冷泉は胃の運動が活発になるので、胃酸減少、便秘などに効果的です。
別所温泉には3箇所(石湯前、北向観音参道=左の写真、大湯前)に写真のような飲泉塔が設けられておりますので、散策の途中や外湯へお入りなられた後などに自由にお飲みいただけます。
飲み方
1.夕食後から就寝前は避け、食前30分〜1時間前、または空腹時に飲むと成分が体に浸透しやすく効果が増します。
2.飲む量はコップ1杯を目安に、1日に約200~1,000mlまでがおすすめです。飲み始めは刺激を感じ、大量に飲むと下痢をすることがありますので少しずつお飲みください。
(別所温泉観光協会公式ホームページより)
胃に良いそうですが、コレを飲むのは私にはちょっとハードル高いなぁ。
興味のある方は、是非挑戦してみてください。
さて、お次はお昼ごはん!
「橋本屋食堂」さんへ。
北向観音への階段を降りて、1番手前にあります。となるはずでしたが、道を間違えたので、来た道を戻る形になりました。(汗)
全席お座敷で、おもちゃも置いてあるので、小さなお子様連れでも安心して入れそうです。
足湯であったまったとはいえ、この冷えた身体を内側から温めたい!
ということで、Sさんも私も、迷わず鍋焼きうどんをチョイス。
2人でこの後のルートを確認したり、世間話しをしながら待つこと15分・・・
きました!
ぐつぐつしてるー!
うどんにおつゆがしみて、あっつあつでおいしいー!
私、猫舌なんですげど、熱いものは熱いうちに食べたくて、結局ヤケドしちゃうタイプです。
・・・あ、どうでも良いですね。
半熟卵を崩して、うどんにからめて食べるとまたおいしいんですよね。
あぁ、卵と麺とおつゆのハーモニーがたまらない。
ちなみに、鍋焼きうどんの卵を崩すタイミング、あなたはいつですか?
私は中盤。Sさんは序盤だそうです。
・・・あ、重ね重ねどうでも良いですね。
こちらのりんごは、お店の方がサービスしてくださいました。
優しい~。とても気さくで笑顔が素敵なご夫婦が営む食堂でした。
橋本屋食堂
tel:0268-38-2051
上田市別所温泉1721
さてさて、身体も心もあたたまったところで、次は今回の旅のメイン、「北向観音」です。
が、前編はここまで。
別所温泉の地図で、前編のルートと行ったお店をおさらいしましょう。
後編は、果たして道に迷わず行けるのか!?
(↑ほぼ来た道戻るだけ。)
それでは、「恋愛♡パワースポット」あり、「スイーツ」ありの女子必見の後編でまたお会いしましょう。
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