1200年の歴史と文化に浸る旅~諏訪・御柱祭~(後編)

前半はいかがだったでしょうか。

御柱を届けようとする氏子たちの活気あふれる姿に、心揺さぶられました!

うなぎも御柱に負けず劣らずの感動でした。

さて、おなかも満たされたところで、後編へとまいります!

今回訪れた場所はコチラ!

  • おんばしら館 よいさ
  • 諏訪湖ダックツアー

旅の終わりにお土産も買いました。お楽しみに!

それではいってみよー!

3000人の想いが詰まった資料館「おんばしら館よいさ」

遥か昔、1200年以上前から行われ、氏子の数は3000人を超える御柱祭。
そんな御柱の歴史が!諏訪人の魂が!存分にこもった施設です。

「よいさ」の名は、お察しの通り、御柱を曳く際の「よいさ!よいさ!」という掛け声から名付けられました。

さあ、それではさっそく館中へとお邪魔しましょう。。とその前に。

シュールなパネルがあったので記念撮影!

左が御柱と氏子たち、右が下諏訪町のゆるキャラ、やしまると万治くんだそうです!

いくつになっても、パネルを見るとハマりたくなっちゃいますね。

穴があったら入りたいとはこのことですね。(違います)

それでは、今度こそ館内へとお邪魔します!

入るとすぐに御柱の伐採の様子であったり、山出しや里曳きの様子、それに使われる道具など、さまざまな資料が展示されていました。そして、長年、御柱に携わってきたスタッフさんがひとつひとつ丁寧に教えてくださりました。

真剣にお話を聞くあっきーとまなびん

こちらが伐採の様子です。樹齢150年、全長17メートルを超えるモミの巨木を、のこぎりや斧、くさびを使って、すべて人力で伐採するそうです。

機械を使っても大変なのに、人力なんて、、、すごい(すごい)。

※今年は新型コロナの影響で、人力ではなく機械を用いて行われました。

女綱(進行方向左側の曳綱)
男綱(進行方向右側の曳綱)

こちらは里曳きの際、御柱をひっぱるための綱で、曳綱とよばれます。曳綱は2つあり、(進行方向)右側の綱を男綱、左側の綱を女綱と呼びます。なんだか綱に性別があるようで面白いですね。

この2本の綱、実は作り方が違うんです!
特に珍しいのは女綱で、綱をつくるためにまず、田植えをします。
田植えをして稲を作り、その稲を収穫し、藁にして、その藁を綯う(ねじり合わせる)ことでようやく完成します。
とても気が長い作業ですね。

ところで、こう思う方もいるかもしれません。
「稲藁をどっかからもらってくればいいんじゃないの??」

そう思う気持ちもわかります!ですがそうもいかない理由があるのです。
その理由は「品種改良」。最近のお米は、稲が風で倒れるのを防ぐため、高く成長過ぎないよう品種改良されているのです。しかし、曳綱には長い稲のほうが適しているため、昔ながらの稲を1から作る必要があるのです。

「御柱に妥協はしない」「伝統を未来につなぎたい」という強い想いを感じますね!


ところで、御柱祭の一番の見どころと言ったら何でしょうか?
明日までに考えといてください。

ということで、そう、木落としですよね!

なんと!おんばしら館では、そんな木落としの体験ができちゃうんです。
それがコチラ!

御柱を模した座席に座ると、前方に映像が流れ、本物さながらの雰囲気が味わえる、
「新感覚!おんばしら系アトラクション」です。

席につき、おんべを持ち、準備完了!
綱が切られ、勢いよく坂を下っていきます。
実際に体験してきた映像がコチラ!

映像に合わせて、傾いたり、揺れたりとなかなかの迫力でした!

本物の御柱は選ばれし者たちしか乗れませんが、ここではいつでも乗れちゃいます!ぜひ!


ほかにも、御柱にまつわる資料がたくさん展示されており、1から10まで知れる、御柱の魅力に浸れる、そんな施設だなと感じました。「御柱について勉強したい!」「6年も待てないよ!」「木落とししたい!」という方はぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。

最後に、御柱模型で記念撮影!

またいでみましたが、足が地面につかず、足の短さを自然の大きさを感じました。

おんばしら館 よいさ

 営業時間:9:00~17:00

 定休日:年中無休(臨時休業あり)

 住所:長野県諏訪郡下諏訪町168-1

下諏訪町ホームページ(http://www.town.shimosuwa.lg.jp/www/contents/1475302926742/index.html)

日本初の水陸両用バス「諏訪湖ダックツアー」

続いてやってきたのは、諏訪湖をぐるーっと回って下の方。
諏訪湖ダックツアーの出発地「SUWAガラスの里」です。
こちらも記事にしたいくらい、きれいなガラス工芸が展示されている魅力的な施設なのですが、今回はコチラ!

ダックツアーです!ダックツアーとは、水陸両用バスで、陸と水の名所を回る新感覚ツアーです。

ダックとはアヒルのことで、アヒルが水上でも陸地でも生活できることから名付けられたそうです。

受付を済ませ、出発の時間を待ちます。

スタッフさん「けっこう風が強いので、暖かい服装でご乗車くださいね」

ぼく「わかりました!(まあ今日あったかいし大丈夫だろ!)」

結果、めちゃくちゃ寒かった。。。人の話は素直に聞きましょう。


さあ時間になりました。いよいよ出発です。

「船が出るぞ!おー!」という掛け声が上がると鐘が鳴り響き、バスが走り出します。

窓ガラスがなく、車高も3.7mと高いため、さわやかな風を受けながら、いつもと違った目線で景色を眺めることができます

さわやかな風を感じている様子です。この日の服装が全身、青すぎて座席と一体化してます(笑)

しばらく走るとヨットハーバーに到着。
ここで、バスから船へと変身し、ツアーに一番の見どころ、スプラッシュインが行われます!

入念な点検が終わり、いよいよ出航です!再びかけ声がかかります!
「3、2、1、Go!」

スプラーッッッシュ!!!

バッシャーオ!と音を立て、波をかき分け進んでいく様子は迫力満点!
自然と気分が高まっていくのを感じます。


水上での走行は、先ほどまでとはうってかわって、ゆったりとした走行になります。
ふわふわとした感覚と波の音に、心が安らぎました。

さて、湖を進んでいくと、前方になにやら島が見えてきました。

初島です!初島とはなんぞや?というと、毎年、夏に開催される諏訪湖祭湖上花火大会で、花火を打ち上げるために作られた人工島だそうです。うっすらとみえる神社には、花火の安全を願って、諏訪大社本宮の神様とおなじタケミナカタノカミが祀られています。

ここで一句

初島や ああ初島や 初島や

失礼いたしました。



こちらの2人は、パシャパシャと写真を撮っております。

水上でのクルージングは、ほんとうに穏やかで、心地よかったです。
この雰囲気を伝えたい!という気持ちが何度もシャッターを押させます。

帰ってから確認したところ、200枚以上撮ってありました。

。。。いやさすがに撮りすぎだろ!


水上でのクルージングを終え、陸地のクルージングへと移ります。

陸を走り始めて数分。お城が見えてまいりました。高島城です!

青緑色の屋根と茶色い壁の調和が美しいですね。

高島城は現在は陸地に囲まれていますが、かつては諏訪湖に突き出した水城でした。そんな歴史があり、現在でも日本三大湖城のひとつに数えられています。

また、しばらく走ると今度は、近代的な建物が見えてきました。

すわっこランドとよばれ、プールや温泉、トレーニング施設などを備えた地元民に愛される施設です。

温水プールは下水処理場の余熱を利用して温めている環境にやさしい施設です。

下水処理場の余熱を使おうという発想が面白いですよね。脱帽です👒

そんなこんなで、ダックツアー回り終えました!
水と陸のクルージングを楽しみながら、諏訪についても詳しくなれる、良きツアーでした!

興味がある方は訪れてみてはいかがでしょうか。防寒具は忘れずに!

諏訪湖ダックツアー(発着場:SUWAガラスの里)

 営業時間:9:30~17:10

 定休日:8月を除く毎週火・水曜日、冬期(12月第1月曜日~3月末)

 住所:長野県諏訪市豊田2400-7

http://www.japan-ducktour.com/suwa/#timeTable

おみやげ

①くるみやまびこ

外側はクッキー生地でサクサクとしていて、内側はくるみ&キャラメルでもっちりとしているため、食感が面白く、くるみとキャラメルのまろやかな甘みが口に広がります。甘さ控えめの”ライトver”もあるため、万人におすすめできる商品です。

②大社の塩よう羹

こちらも美味しかったです。ほんわりとしたちょうどよい甘みで、ほのかに感じる塩味が甘さを引き立てます。

諏訪に訪れた際はぜひ買ってみてください!


今回の旅は、これにて終了です。

いかがだったでしょうか!

6年に1度の「御柱祭」、いつでも御柱を感じられる「おんばしら館よいさ」、外はパリパリ、中はふっくら肉厚のうなぎ「濱丑川魚店」、水と陸のクルージングが楽しめる「諏訪湖ダックツアー」。

どれか一つでも「おもしろそう!」「行ってみたい!」と感じた方は、これを機にぜひ諏訪に訪れてみてはいかがでしょうか!

それでは、ご覧いただきありがとうございました!
次回のブログもお楽しみに~


Facebook&インスタでいいねお願いします!

Facebook Instagram