下條村~奇跡の村 雨中行脚(邂逅編)

 

ふふふ・・・・ようやく私の番が巡って参りました。

一部のコアなファンが待ち望んでいる真打ちの登場です。

ルミーズに入社して1年余、月2回の取材に嬉々として出掛ける社員たち・・・

次々に上がって来る不埒な記事の数々を横目に、

「は?羨ましくないですけど何か?」的な、やや悲壮感を帯びたプライドを胸に秘めつつ過ごした日々・・・・さらばです!

そう、今回は、あなたのソウルメイト、タカノリです。

 

私、遂にFaceBookの取材に行くこととなりました。

今回は「まちてん2017」の会場で、同県のよしみから真っ先にお声を掛けさせて頂いた、長野県下伊那郡下條村に伺います!恐悦至極です!!

ただ、言い訳じゃないですが、

私、長野県に生まれながら、下條村、いや県南に行った事がありません。

通過する事はあっても、降り立つ事はありませんでした・・・・

そんな私を見下しているそこのあなた!下條村の位置、当然分かってますよね?

 

 

ほら、よく分かったでしょう?

 

<<<<<北緯35度23分50.4秒東経137度47分9.1秒>>>>>

↑こっちの方がピンとくる方も多いと思います。

 

それでもピンとこない方、何事も自分で調べると覚えますよ?(上から目線)

 

 

実は、私も「たしか南だったような、いや違ったっけ?」という曖昧な記憶しかなく、久しく長野県を離れていたので致し方ないですよね。

 

しかし、地理的な位置は曖昧でも、私的統計ですと、村名は殆どの方が知っているんです。

失礼ながら、下條村のお隣、泰阜村は、長野県東信地方の人で知っている人が圧倒的に少ないんです!!私もつい5秒前まで「たいふむら」だと思っていました。※やすおか村です。

なぜ下條村の名前が有名なのか?

それは下條村が生んだスター、峰竜太氏の細やかな広報活動と、下條村が奇跡の村と呼ばれる由縁によるものだと推測します。(たぶん当たってます)

短い滞在時間ですが、そんな「下條村の魅力とは何か?」に触れてみたいと思います。

 

「・・・・」

っって土砂降りィィ!!!!!!!

朝から猛烈な雨!!

 

私はそこそこ晴れ男なんですよ。

遺伝的にも晴れ系統なんです。科学的根拠はないですが。

私はふと助手席の女性に目をやると、深いため息をつきました。

(たぶん、この人だ・・・)

今回の旅は隠れ雨女(?)のY子さんと一緒です。

「Y子さんって、雨女でしょ?」

すると、やや眉間に皺を寄せながらY子さんは

「は?ノリダーでしょ?」と冷たく即答。

※私はノリダーと呼ばれるのが嫌いです(きっぱり)

Y子さんは明らかに(たぶん雨で)テンション低いです。隣にこんな素敵なおじさんがいるのに。

(取材中に喧嘩しないようにしよう・・・)

 

 

下條村は東信の小諸市から車で3時間ほどかかります。

長野県のなんと広い事か。

和田峠を抜け、車酔いするというY子さんの顔色を伺いながら慎重に運転です。

恐らく晴れていれば、車窓から雪化粧を纏った数々の名峰が見えるのでしょうけれど、霧や分厚い雲で景色の撮影が捗りません。しかもY子さんも撮影NG気味なので、車内の様子も撮れず。

私、のっけから軽くピンチです。

 

※和田峠からの眺望・・・雲と霧ですねぇ・・・写真では伝わらないですが、冷たい雨が降っております・・・

 

 

峠道を乗り越え、岡谷から高速道路に乗ると、途中の駒ケ岳サービスエリアで休憩しつつ伊那谷を南下します。

終始、雨

リニア中央新幹線が横断する飯田を通過し、国道151号を更に南へ。

伊那谷といえば、戦国期に西上作戦で武田信玄が徳川領へ侵攻する際に通り、逆に織田信長の嫡子信忠が武田領へ侵攻する際に通るという交通の要衝であり、信濃への玄関口としてかなりの歴史がある地域ですが、そんなエピソードをY子さんと語れるわけもなく、運転しながら一人で感慨に耽っていました。

ちなみに、私は雨が嫌いではありません。ロマンチストなので、むしろ好きです。

フロントガラスを叩く雨音のリズムが心地よく心に響きます。

 

 

そうこうするうちに下條村に着き、突然視界に飛び込んできた「城」。

 

道の駅信濃路下條にある「そばの城」です。

なんと立派な建造物でしょう!

(下條村、やはり財政的に潤っているな・・・)

戦国期にこれが存在していたら、信濃は織田家に侵攻されず、武田家が滅亡しなかったかもしれないですね(発想の無駄な飛躍)

もはや、口を開けば「お腹すいた~~」しか発さなくなったY子さんの為にも、こちらで昼食を頂く事に。

 

さっそく峰さんがお出迎えです。

いつもながら、いい笑顔ですね!

 

時間があれば体験したい蕎麦打ち!

今回はスケジュールの都合で体験できませんでしたが、私が打った蕎麦をY子さんにご賞味頂きたかったですね。

こういった体験では、自分で打った蕎麦を自分で食すケースが大半だと思いますが、敢えて、敢えて、同伴者同志で交換して食べる前提で作ってみると、相手への思いやりとか尊敬の念とかが露わになって楽しいんじゃないか?と思いました。

やってないですが。

 

※七割そばって珍しくないですか?

ちなみに、「そばの城」さんには団体さんの予約が沢山入ってました。

 

そういえば、Y子さんは急にキャッキャウフフになりました。

食事って、人を幸せにするんですよね。

車中でさんざんご機嫌取りをした私としては複雑な気持ちですが、Y子さんが楽しそうでよかったです。

 

ここで私、重大な告白をしますね。

実は私・・・・

 

蕎麦が食べられない体なんです・・・・・

 

すみません・・・そばそば言っておいて、すみません・・・・・・・

なので、必然的にY子さんが蕎麦を食べ、私は五平餅を頂く流れになりました。

 

見て見て?五平餅、マジで美味そう!!美味かった!!

(まずは蕎麦からじゃないのか?っていう)

この五平餅のタレって地域やお店によって千差万別だそうで、確か「そばの城」はくるみやゴマを味噌に混ぜていたと仰っていたような?いないような?(取材者失格)

でもね、こちらの五平餅は食べて正解です。それだけは断言します。

甘じょっぱい味噌だれと餅との相性は抜群で、くるみの食感もしっかり残ってます。

いやーボリュームもあって満足しました。

 

食後のデザートは「そばの城」のお隣で見かけたソフトクリームにしましょう。

お店の前には牛のオブジェがあって、間違いなくソフトクリームが美味いはず。

いざ店内へ!!!

 

 

あ、Y子さんと蕎麦を忘れてた・・・

 

さすがY子さんは事前にリサーチしていて、下條村の名物に「親田辛味大根」がある事を知っていました。

だからY子さんは・・・おろし蕎麦一択!!

ブレないですね。私と違って使命感の塊です。

Y子さんが万が一「私、やっぱりラーメン食べたい」とか言い出したら、私が命を懸けて蕎麦を食べる事になっていました。

ベリーシンプル!!

 

「ワサビは?ねぇワサビないの?」

Y子さんが私にクレームを入れてきます・・・・

とりあえず、シンプルにおろしで食べてみるように説き伏せます。

 

 

ワサビが無い事にブツブツ言いながら、おろし蕎麦を頂くY子さん。

親田辛味大根が効いたつゆに蕎麦を投入し、綺麗な姿勢で”するする”と頂くY子さん。

個人的な意見ですが、こんなに綺麗な姿勢で蕎麦を食べる人を他に見たことが無いって位に美しかったなあ・・・

オリンピックに「良い姿勢で蕎麦を食べる種目」があったら、Y子さんは日本代表候補入り間違いないですね。マジで。

 

「あ、辛っ」

「あ、辛いわ」

親田辛味大根は、その名の通り辛いようです。

「あ、辛味の中にほんのり甘みがあるわ」

それはつゆが甘いからでは?と思いつつコメントを拾う私。

「これならワサビは要らないね」

 

 

蕎麦に関する深い感想を待つ私をよそに、あっという間に最後の一口に辿り着くY子さん・・・

「あのー、蕎麦の感想は?」

「適度なコシ!適度な喉ごし!良い塩梅のつゆ!以上!」

 

「は?それだけ?もっと風味がどうとかあるでしょ?」

「さっぱりしてて美味しかったよ!親田辛味大根の商品をお土産に買っていこうよ!」

(さっぱりしているのは、あんたのグルメリポートだよ・・・)

 

でも、そんな正直者のY子さんが「美味しい」って言うのだから、お蕎麦も美味しいんですよ間違いなく。

ご馳走様でした。

 

 

食後は、1階のお土産コーナーで親田辛味大根の商品を探します。

あれ?見当たらない・・・・

「すみません、親田辛味大根の漬物とか、お土産になりそうなお品物はありますか?」

「そういう加工品はないんです。特殊なので加工が難しいんです。大根そのものは売ってますよ?」

ご親切に有難う御座います。

ですが、大根本体をルミーズに持って行くのは流石に勇気がないとの見解になり、辛味大根は諦めました。

 

※そば食べ放題が1,400円って安くないですか?Y子さんに記録に挑戦して貰えばよかった・・・

 

そばの城の脇にある「かぶちゃん遊牧館」さんで、食後のデザート、ソフトクリームを頂きました!

なかなか濃厚で美味しかったです。(語彙力)

 

その後、これからのスケジュールを考えながらウロウロする2人。

「地域戦隊カッセイカマンいるかなー?」

「3月にならないと出動しないらしいよ」

「ノリダー、何を撮ってるの?」

「このご時世、こういうの大事だよ」

大事だと思うんですよね。

カッセイカマンも大事ですけど、インフラって本当に大事だと思うんです。

そんなお話を伺いに、副村長さんが待つ村役場へ出発です。