1200年の歴史と文化に浸る旅~諏訪・御柱祭~(前編)

5月に入り、春服で外出できる過ごしやすい季節になってきました。


そんな絶好の旅日和の中、今回は、6年に1度行われる諏訪大社の御柱祭を見に行ってきました!


<御柱祭とは>
御柱祭(おんばしらさい)は7年目毎、寅と申の年に行われます。正式名称は「式年造営御柱大祭」といい、宝殿の造り替え、また社殿の四隅に「御柱」と呼ばれる樹齢200年程の樅(もみ)の巨木を曳建てる諏訪大社では最大の神事です。

その歴史は古く、804年桓武天皇の御代から、信濃国一国をあげて奉仕がなされ盛大に行われる様になり、現在でも諏訪地方の氏子20万人以上と訪れる親戚、観光客がこぞって参加し、熱中するお祭です。

御柱祭は上社、下社それぞれに山から直径約1m、長さ約17m、重さ10tにもなる巨木を8本切り出し、上社は約20km、下社は約12kmの街道を、木遣りに合わせて人力のみで曳き、各お宮の四隅に建てるものです。

諏訪大社(公式サイト) – 信濃國一之宮 諏訪大社(公式サイト) (suwataisha.or.jp)より


取材メンバーは、まなびん、うらやま、アッキーの3人です!

それでは早速行ってみましょう!!

今回訪れた場所

  • 諏訪大社下社秋宮
  • 諏訪大社下社春宮
  • 濱丑川魚店

※取材は5月16日に行っています。


いざ、御柱祭へ

駐車料金3000円…(臨時駐車場)

お祭りといえど、そんなに高くしなくてもいいじゃん….

そんな切ない思いを抱きながら御柱のもとへ向かいます。

なんだか閑散としてるなあと思っていると

「よいさ!よいさ!」

聞こえてくる掛け声に誘われるがままに歩いてゆくと


御柱を発見!!!

里曳きでは、 長さ約17m、重さ10tのモミの巨木を人力で運んでいきます。
間近で見ると御柱の太さや一本の木としての迫力がすごいです!


これだけ長い列の全長を撮ったらもっと迫力のある写真が撮れるかも!?


そんな思いから、全長を撮るべく、坂の上からのシャッターを狙うことに。

まだ中腹か…

先頭が見えてきた!坂まであともう少し!!

いかやきにしようか、お好み焼きにしようか…
おっと、こんなことをしている場合ではない!!

着いたーー!!!
列の全体像を写真に収めようとした結果、坂をかなり上ることに…

へとへとではありますが、列の全長が見える最高の景色が見れてよかったです!


そして、ここに来るまでに氏子の皆様の活躍を見ることができたことが何よりの収穫でした!

御柱に乗り氏子たちを鼓舞する人
御柱を前へ進めるために力強く引っ張る曳き手
御柱が正しい方向へ行くように綱を押す氏子


御柱を無事に届けるために全力で運ぶ様子を見ると、思わずこちらも力が入ってしまいます!!

さらに!

御柱から離れたこんなところからもおんべを振って御柱祭を盛り上げる人たちが!!!

まだまだ、数えきれないほどの役職の方がいるとは思いますが
それら全ての方が自分の役割を全うしている姿に心が動かされました。


このような御柱祭の熱気を肌で感じることができ
コロナ禍の困難な状況下でもなんとか開催されてよかったなと思いました。


ただ、YouTubeに上がっている過去の御柱祭と比べると少し熱気に欠けていたような気がします。


御柱最終日で里曳きを行う御柱が1本だったことや、コロナ禍だったからなのかなと思います。


6年後、これは、リベンジですね!!!



諏訪大社下社秋宮
 住所:長野県諏訪郡下諏訪町5828
    JR下諏訪駅の東北約1km

諏訪大社下社秋宮 – 信濃國一之宮 諏訪大社(公式サイト) (suwataisha.or.jp)



春宮へと続く道「大門通り」

里曳きの取材を終えて、次は、すでに御柱が建てられている春宮に向かいます。

春宮大門をくぐり、まっすぐ800mほど進むと春宮に到着します。


この直線道路は「大門通り」と呼ばれており
かつては春宮の専用道路で、流鏑馬(やぶさめ)を競った場所だったそうです。


そんな歴史のある通りに、御柱祭開催中には、屋台がたくさん並んでいます!!

あちらこちらに美味しそうなものが…


選ばれたのは、チョコバナナでした。

なんとも言えない顔が可愛いらしく、食べるのがもったいない…

ぱくり。

チョココーティングたっぷりで大満足!!

ごちそうさまでした!


もうすぐで春宮に到着する…


そんな時に目に飛び込んできたのがこちらの橋です!

下馬橋と呼ばれるこの橋は、諏訪大社全体で最も古い建築物で、かつては殿様でも馬から降りて渡らなければいけなかったことからその名がついているそうです。


こんな貴重な建築物の横を普通に車が通るそうな…恐ろしい。


こちらの橋は年に2回、神輿だけが渡ることができるそうで、もちろん今回は渡ることはできませんでした。


残念です!!


御柱が境内に建つ「諏訪大社下社春宮」

ついに、春宮に到着です!



鳥居をくぐると、獅子舞がお出迎えしてくれます。



そして、目の前には荘厳な雰囲気の神楽殿が!

神楽殿は、神楽や舞を奉納したり、祈願を行う場所です。



この神楽殿を抜けた先に御柱があります。
いよいよご対面です…

圧倒的な迫力!


神様の象徴として建てているのではないかと言われている御柱は、その言い伝えにふさわしく神々しかったです。


ここで、「あれ?あと2本は??」と疑問に思ったのですが、残りの2本は社殿を囲むように林の中に建っているそうで間近で見ることはできないそうです。

境内を探し回って時間を無駄にしないようお気を付けください。

また、諏訪大社下社春宮は境内全体が緑で覆われており、とてもリラックスできるのも魅力的です!


御柱とその独特の空気感を同時に味わえる一石二鳥のスポットでした。


諏訪大社下社春宮
 
住所:長野県諏訪郡下諏訪町5828
    JR下諏訪駅の北西約1km

諏訪大社下社春宮 – 信濃國一之宮 諏訪大社(公式サイト) (suwataisha.or.jp)



諏訪の名物うなぎを「濱丑川魚店」で堪能

ランチは、こちらの「 濱丑川魚店 」で。

創業明治元年の地元でも有数の老舗のお店だそうです。

素敵なお庭を眺めながら、料理を待っているとついに上重が到着。

ごくり。

緊張感の高まる中、いざオープン!

どーん!!!

この艶感、匂い、食欲をそそられる要素しかなく、一瞬で食べ終わってしまいました!

うなぎはふっくら肉厚、外はパリパリで香ばしい絶妙な焼き加減で、本場だからこそ味わえる美味しさでした!!


また、他に頼んだメニューは特特丼と肝焼きです!

肝焼きは、臭みがなく、クセになる味で美味しかったです!

全料理のタレが甘すぎないので、食べやすくておすすめのお店です!!


濱丑川魚店
 住所:長野県岡谷市天竜町3-1-8
    JR岡谷駅から徒歩10分
 営業時間:割烹部 11:00 – 14:00 / 17:00 – 19:00 小売部 9:00 – 18:00

濱丑川魚店/うなぎ[食べログ](tabelog.com)





皆さんも、6年後に御柱祭を見に行ってはいかがでしょうか!
6年も待てない!という方は、ぜひ御柱を見に諏訪大社へ行ってみることをおすすめします!!


そして後編では!


御柱木落し体験、諏訪湖ダックツアーなど、さらなる諏訪の魅力をたっぷりとご紹介いたします!

近日公開ですので、お楽しみに!!


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