【「初恋」戌亥とこ】聖地巡礼企画!!【小諸フォーエバー】

閲覧者さん、おおきにまいど~(訳:閲覧いただきありがとうございます)

ということで! タイトルからお察ししている方もいらっしゃるかと思いますが、今回は小諸にゆかりのある明治の文豪・島崎藤村の詩の一つ”初恋”を現代クリエイターが令和版の楽曲としてリメイク、それをにじさんじ所属の戌亥とこさんが歌うという、こもろ観光局と戌亥とこさんのコラボ企画に関して取材を行ってきました!!

あまり馴染みのない方もいらっしゃるかもしれませんので、簡単に島崎藤村と戌亥とこさん、今回の主題である”初恋”に関してそれぞれご紹介をさせていただきます。

島崎藤村について

長野県西筑摩郡神坂村(現岐阜県中津川市馬籠)に生まれた、明治時代の詩人、小説家。

今回の題材の1つである”初恋”は、島崎藤村がロマンス主義詩人として活躍した際に処女作として出版した「若菜集」に掲載されている詩である。

他にも、長野にゆかりのある作品として懐古園に島崎藤村直筆の「千曲川旅情のうた」をもとに、高村豊周の鋳造したの青銅パネルが埋め込まれた藤村詩碑が立っている。

【”文豪 島崎藤村”から抜粋】
https://www.city.komoro.lg.jp/official/kanko_sangyo/kanko/rekishi_bunka/1/3435.html

戌亥とこさんについて

戌亥とこ

にじさんじ公式つよつよケルベロス。

地獄在住で、寂れた和風喫茶の給仕を行っている。

歌と雑談が大好きで、特に歌に関しては卓越した歌唱力を持ち、今回オリジナル曲としてリリースした”初恋”でもその実力を遺憾なく発揮している。

【にじさんじ 非公式Wiki:戌亥とこ】
https://wikiwiki.jp/nijisanji/%E6%88%8C%E4%BA%A5%E3%81%A8%E3%81%93

【MV】 初恋/戌亥とこ
https://www.youtube.com/watch?v=G7aJCz6E_YY

語りたいことはたくさんあるのですが、ブログ内に収まらないのでこれくらいで・・・w

最後に、島崎藤村の詩である”初恋”について

「初恋」

【原文】
まだあげ初めし前髪の
林檎のもとに見えしとき
前にさしたる花櫛の
花ある君と思ひけり
やさしく白き手をのべて
林檎をわれにあたへしは
薄紅の秋の実に
人こひ初めしはじめなり
わがこゝろなきためいきの
その髪の毛にかゝるとき
たのしき恋の盃を
君が情に酌みしかな
林檎畑の樹の下に
おのづからなる細道は
誰が踏みそめしかたみぞと
問ひたまふこそこひしけれ

【訳】
とある少年と少女の恋愛譚。
昨日とは見違えるほど大人びて見える少女に、少年は自身の吐息が少女の前髪にかかるくらいの距離に無意識で近づいてしまうほどに心を奪われてしまう。
林檎の樹の下で始まった恋愛は、その樹の元へと繋がる道ができてしまうほど長く濃く続く。
少女の「ねえねえ、この林檎の木に続く道は、誰が作ったのかな?」といういたずらな問いかけに、少年はより一層少女に恋をする。

【誤解される初恋・・】より、抜粋および意訳
http://poemculture.main.jp/touson01.html

リンゴのように甘酸っぱい初恋とそれが熟れるまでの恋愛を描いたとのことで、読んでいるこちらが気恥ずかしくなってしまうほどに熱々のカップルですね・・・w

それが、令和のクリエイターの力で現代版の”初恋”としてリメイクされ戌亥とこさんのオリジナル楽曲として歌われているのがこちらの”初恋”になります。

すでにお聞きになった方は共感いただけると思いますが、最初から最後まで鳥肌がすごい。オーケストラ調の曲もさることながら、ハーモニー無しで歌い上げている戌亥とこさんの圧巻の歌唱力。その両方が相まって”初恋”という詩としての歴史の重みを感じながらも、耳にスッと入ってくる非常に良い曲になっています。

お二人と”初恋”の紹介が済んだところで、本題へ・・・

今回は聖地巡礼ということで、”初恋”のMVやこもろ観光局とのコラボポスターに写っている風景を探す旅に、ブログ執筆者のカンヌとカメラマンのきのぴーと共に出ることにしました。

コラボ先である、こもろ観光局の方からは今回のMV、ポスターの背景等に関して

ご視聴いただいてる皆さんありがとうございます。こもろ観光局の担当です!作品の背景は実在する場所ですが、どことはこちらからは言いません。現地で戌亥さんの世界(地獄のほうじゃなくて)への扉を曲を聴きながら探して感じていただけたら嬉しいです。追伸:今日は満月ですね!!

【MV】初恋/戌亥とこ コメント欄から抜粋
https://www.youtube.com/watch?v=G7aJCz6E_YY

とのことで、明確な場所に関しては一切語られず、ヒントはそれぞれの背景のみ・・・

かなり厳しい旅になりそうですが、1リスナーとしてなんとしても見つけ出したいですね・・・

まず、ポスターの方を見てみると

初恋 ポスター

【「初恋」戌亥とこ】島崎藤村の詩が最新コンテンツでよみがえる にじさんじプロジェクト×こもろ観光局

test2https://www.komoro-tour.jp/blog/id_4783/

特徴的なのは

  • 地面が石畳の道になっている
  • 紅葉で敷き詰められている
  • 両側に石垣がそびえていて、身長を考えるとそこそこ高い石垣
  • 後ろに柵or手すりのようなものが見えている

ということがわかります。

ここの背景に関しては、各所で有識者リスナーがすでに特定していましたが小諸駅近くにある「小諸城址懐古園」(懐古園)がモチーフでないかと言われています。事実、懐古園では紅葉まつりも開催されるほど紅葉が綺麗でかつ”城址”とあるように小諸城(別名:酔月城、白鶴城)の城跡があるためポスターの背景の石垣も城跡の一部と考えると、一致する場所があるのではないか、と推測が立てられます。

次に、MVに映っているリンゴ畑について見てみると

MV 切り抜き

こちらの特徴は

  • 下が芝で覆われている
  • 両脇に少し背の低いリンゴの木が密集していて、枝が大きく広がっていない
  • 奥に山もしくは丘が見える(白飛びしているが、朧げに色の境が見える)
  • 最大の特徴として、このリンゴは紅玉である(これについてはこもろ観光局が言及している)

という点が挙げられます。

ただ、小諸市はリンゴ狩りができるような公共の農園と個人所有の農園を合わせるとかなり数が多く、かつ唯一のヒントである”紅玉”を扱っている農園も多かったため絞り込みが厳しい・・・

そのため、場所に関しては絞り込みを行わず付近のリンゴ農園をいくつか見て回ることにしました。

懐古園

まずは懐古園に聖地巡礼!

・・・ちょっと時期が遅れてしまったため、紅葉も見納めだったようです・・・

時期さえあっていれば、もみじ祭り時は以下のように鮮やかな紅葉を見ることができ、さらに春には桜が満開になるようで四季折々の風景を楽しむことができます!

予想通り、城跡の石垣が高くそびえているのでその周辺を散策することに・・・

いくつか候補地を見つけましたが、選定した条件に合わず思いのほか難航してしまいましたがついに発見!!

石畳の道がポスターと異なり蛇行していますが石畳の道があること、両脇に石垣があり、写真からは見えませんがここから後ろを向くと「紅葉ヶ丘」、写真右奥(これも写真からは見えないかもしれません)には「紅葉谷」があり、ポスターのように一面が紅葉に覆われることが考えられるので、聖地巡礼の1つであるポスターの背景は達成!!!

次回伺う機会があるのであれば、紅葉の時期に合わせて伺いたいものですね(しみじみ)

リンゴ園

さて、次はリンゴ園ですがこれは本当に苦労しました・・・

島崎藤村とリンゴには直接的な関係はないため、ゆかりの地があるわけではない様子。前記にも掲載させていただいた碑文自体はリンゴ園の付近にありましたが、どうやらそちらも直接的は関係はないとのこと。(撮影に関しては許可が出ませんでしたので場所等の名言に関しては控えさせていただきます。)

あまりのヒントのなさに、ほぼ諦めかけていたその時

“諦めへんかったから、わたしはみんなに会えたで。”

そう聞こえた気がして(この時は完全に疲れてたんでしょうね・・・w)周囲を見渡してみると

!?!?!?!?!

あった・・・

後ろを振り向くとほぼ空で遠くに山が見える風景。

おそらく、写真の奥から手前へ寄ってくるような形でMVを撮ったと考えられます。この距離からだとわかりにくいですが、MVのようにかなり背が低いリンゴの木(ほとんどの木では落ちてしまっていましたが、一部の木にはまだリンゴが生っていたため、リンゴの木であることが確認できました)で下も芝に覆われています。

まさか、本当に見つかるとは思いませんでした・・・

なんにせよ、MVのリンゴ畑も発見!! これにて聖地巡礼は完了です!!!

グッズ購入

そして、最後のお楽しみ・・・

こもろ観光局×戌亥とこさんのコラボ商品とのことでグッズが販売されていたので、これは買わねばいけませんね。

ということで、小諸駅の目の前にあります、お土産屋の「みやさか」さんにお邪魔してグッズを購入させていただきました!

初回(?)分はすでに完売ですが、再販分はまだ在庫があるようですので購入したい方はぜひ訪れてみてください!

グッズの内容は

  • コラボパンフレット
  • アクリルスタンド(10cmほど)

が入っていました。

か わ い い

これ以上の言葉はいらないですね。

ということで、今回のブログはここまで!

小諸市の魅力、戌亥とこさんの魅力、両方をお伝えできていれば幸いです。

では、おつとこ~


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